日本人の平均寿命は世界トップレベルの長寿国です。(WHO:世界保健機関が2018年に発表した統計資料より)それでは何故、世界の中でもトップレベルの平均寿命国になったのか様々な角度から考察したいと思います。

日本人と寿命の歴史(日本の歴史では平均寿命は決して高くなかった)

 
人類の歴史を紐解いてみると、紀元前には平均寿命が著しく低く、成人期まで生き延びる人が非常に少ない事が影響していたと分析されています。

例えば、日本の縄文時代には60歳以上に達する人は200人に1人いるかどうかの時代で、平均寿命は14.5歳程度であったと推定されています。この様な状況は12世紀の室町時代まで続き、戦争や感染症、飢饉等が主な原因とされています。

安定した時代で、戦争もなく長年続いた江戸時代の時期でさえ、30歳程度の平均寿命であったとされています。日本だけが特別に低い数値という訳ではなく、世界的に見ても同程度の数値であったと推定されています。

平均寿命が50歳を超える様になったのは、戦後の混乱期以後の事でした。この時期より平均寿命の飛躍的な向上が見られ、男女共に一挙に30歳以上も延ばしています。

世界の中で台頭してきた日本の長寿要因

 
日本人が世界の中でも最高レベルの平均寿命を達成出来るようになった要因は様々に考えられます。その要因として主なものを挙げてみたいと思います。

要因 1.栄養バランスが良くなった

古来より日本人は野菜と穀物、魚等を食事の中心としていました。戦後に入り、急速に西洋文化の食卓が並ぶ様になって肉類や乳製品も多くなり、栄養のバランスが良くなった事が要因として挙げられます。

現代の先進国では、過去のどの時代に食べられていた食事よりも美味しく、より栄養バランスの取れた食事を取ることが出来ます。

日本の特殊な条件として、梅雨の時期に食物が傷みやすい気候があります。生活の知恵として、塩の中に食物を混ぜて保存させる事を学んできました。

この保存方法が日本の醤油や味噌等の伝統的な味を作った訳ですが、塩分摂取の過多になる可能性があります。それを解消させる技術が冷蔵庫の発達で、色々な傷みやすい食物を保存できる様になりました。

これが、日本人の塩分摂取を控える食事にある程度、貢献した可能性があります。

要因 2.医療面での進歩

産業革命の発達で、医療器具等の普及や医薬品の開発、医療制度の向上等、医療の目覚ましい進歩が日進月歩で続いています。この様な医療面での進歩が平均寿命を押し上げました。

この医療の進歩により、以前では助からなかった病気や怪我等、治療により寿命を伸ばすことに非常に役立っています。

現代でも日々、医薬品等の研究が盛んに行われています。この人間の向上心により、将来、重大な病気になる方はいなくなるかも知れません。

要因 3.文化や習慣

日本人の文化的な特徴として、周りの人と同じ様な行動を取りたがる方が多いように思います。よって周りから、どう見られるかを非常に気にする文化があり、体型についても同様の事が言えると考えます。

それは、周りの人と同じ様な体型でいたい願望を強くします。そして、例えばあまりにも違う体型の人に疎外感を覚えるような、ある種の連帯感に包まれている考えがあります。

この、周囲と同じ体型を好む文化が、生活習慣病への体型変化への予防に一役買っている場合もあるかも知れません。

要因 4.教育面の整備

日本ではラジオ体操が一般国民に広く知れ渡り、誰でも同じ様に学校教育の頃から体操をして来ました。大人になっても場所によりラジオ体操を推奨しているために、より健康的に過ごす習慣として定着していると言えると思います。

世界の主要国ではどの程度の寿命となっているのか

 

(出典:厚生労働省)

健康寿命を伸ばす為に、これをやりましょう!

 
今でこそ、世界トップレベルの平均寿命を誇る日本ですが、さらに食生活の欧米化が進めば、他国との平均寿命の差異が無くなってくる可能性が高くなってきます。

そこで、健康寿命を伸ばす為に個人でも実践出来る、やるべき提言をしたいと思います。

提言 1.より多くの生活習慣病の予防に努めましょう

これは、生活習慣病をまず知ることが大切です。また、予防する為に何をするべきか、あるいは何を止めるべきかを問いただすことで生活の質の向上が図れるでしょう。

これは、1日だけ実践するのではなく、習慣になる毎日の行動がとても重要なファクターとなるでしょう。

提言 2.身体だけではなく、心のケアに気を遣いましょう

現代はストレス社会です。仕事における問題、学校における問題、家庭における問題等、様々な心身を蝕む可能性のある場面が多く存在します。健康的な生活は身体だけではなく、心も豊かであれば健やかな生活環境を維持出来るでしょう。

その為に、自分自身の心のケアには正直に向き合いたいものです。

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