鐘山苑は、東京からのアクセスも良い山梨県の富士吉田市にあります。この宿の特徴は何と言っても絶景の富士山を望む事ができる露天温泉と美しい庭園です。それでは、少しづつ見て行きましょう。

鐘山苑の成り立ち

 
鐘山苑を運営している中央観光株式会社の設立は、昭和37年(1962年)まで遡ることが出来るそうです。元の事業は織物加工販売業としてスタートし、昭和46年(1971年)にホテル部門に進出しました。

平成元年(1989年)ホテル鐘山苑新館細流亭をオープンし、600名収容出来る県下最大のホテルとなります。また、平成3年(1991年)に東京営業所を新宿都庁前に移転しています。

昔ながらの歴史のある宿もある中で、鐘山苑は比較的新しいホテルとも言えそうです。


■木材を多用した、温かみのある日本の伝統的なデザインの内装です。至る所に隠れミッキーのように桜をモチーフにしたデザインを盛り込んでいますので、観る者を楽しませてくれます。


■ホテルの要所に花が飾られ、彩りを添えています。花瓶も様々な種類の形を採用しています。こちらの写真では、障子から間接照明を利用して柔らかな光の演出が施されていました。


■床は歩きやすいように絨毯が敷き込まれ、一部に白い玉砂利を敷き詰めた、室内の庭園を思わせる場所もありました。


■照明の形状もシンプルな球状のものから、屋根が付いたような凝った造りのものまで、宿泊客を楽しませてくれるものが沢山ありました。外国の方にとっては、日本のデザインを感じられるでしょう。


■屋外に面する廊下です。まだ早い時間帯でしたので周りは明るいのですが、夕方から照明が映える時間帯になると素晴らしい光による演出を堪能出来るでしょう。


■こちらの廊下の壁面には、四季折々の庭園の様子が写真で紹介されていました。春の桜が楽しめる季節や、秋の紅葉が楽しめる季節が綺麗に写真に収められています。


■紅葉の季節の写真は、燃える様な赤の色彩が非常に印象的でした。ここは、さながらホテルの小さな美術館と言った場所でしょうか。


■屋外に繋がる通路も、純和風で仕上げられています。竹を使用した建材や、生垣、格子状の窓など、どれをとっても日本人にとっては落ち着く雰囲気を持っています。


■日本庭園の一部です。松の木や石の灯篭が見えます。場所によりベンチがあるので、ゆっくりとくつろぎながら景色を眺めるのも良さそうです。


■石畳を通って行く左先には、足湯で温泉気分を楽しめる場所もあります。特に天気の良い朝に青空を仰ぎながら浸かる足湯は贅沢なひと時かも知れません。


■池には鯉も元気に泳ぎ回っています。日本庭園には欠かせない存在です。


鐘山苑では教会で結婚式も挙げることが出来ます。日本庭園のすぐ付近にあり、日本庭園側から眺める洋風の建物は、また違った雰囲気を持っていました。


■洋風の教会も、洋風の庭園を備えています。本格的に和風と洋風のどちらも楽しめる場所は、なかなか存在しないのでは無いでしょうか。


■教会正面にあるモニュメントです。こうして対比してみると、自然の中に人工物を造る日本庭園と、人工物の中に自然を取り込む洋風の違いが見てとれます。


■ホテル内には、テラスにプールが併設された所もありました。夏の暑い季節にプールサイドで食事を楽しむのも有意義に過ごせそうですね。


■この様に、鐘山苑はホテル本館は基本的に和風のスタイルを取っているのですが、至る所に洋風の場所も存在し、和洋折衷の良い所を採用している感じを受けました。

るるぶ

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